INTERVIEW

アオイプロ先輩インタビュー

INTERVIEW_02

人生の蓄積すべてが仕事に生きるからAOI Pro.はごく普通の人でも活躍できる

堀田 陽祐 Yosuke Hotta
制作部 プロデューサー

採用面接で素の自分を出せたのがAOI Pro.でした

 大学は、「金曜ロードショー」が好きという程度の理由で、映像系の学科がある学校を選びました。いざ入学すると僕より映像好きな人がたくさんいて、自分は甘いなと思いながらバイト三昧の学生生活を送っていました。当時は、映画なのかテレビなのかCMなのか、進みたい方向は定まっていませんでしたね。たまたまCMの研究室に入り、そこで制作して応募した「ACジャパン広告学生賞」でグランプリを受賞しまして。30秒という短い時間の制約がある中で映像を作る面白さを体感して、そこから一気に制作モードに入りました。
就職活動では映像制作会社とテレビの制作会社を受けました。ちょうどリーマンショックの頃で、募集そのものが少なかった中、ディレクター志望でありながらプロダクションマネージャー(以下PM)を募集していたAOI Pro.も受けました。正直、PMがどんな事をやるのかも分かっていませんでした。最終的にAOI Pro.を選んだ理由は、ラフに話しても許してくれる雰囲気があったからですね。最終面接では「いつもの自分の言葉で話していいよ」と言われて、普段通りのカジュアルな話し方で面接を受けました。その時に「お金持ちになりたい」と言ったことも覚えています。

若手監督との仕事を希望して
子会社へ転籍

僕が所属する制作部では、PMとして経験を積んだ後、プロデューサーを目指します。
PMの仕事は、主に予算やスケジュールの管理、ロケ地のリサーチやキャストのオーディションなど、撮影周りの準備をすることです。入社後すぐは買い出しなどの業務からはじめて、2~3年するとメイン制作として1本担当させてもらえるようになりました。
僕がいた部署は大きな案件ばかりを担当していて、いつも一流の監督と仕事をしていました。そういう環境でやっているうちに、若手の面白くて優秀な監督が活躍するような、少し規模の小さい仕事もやってみたいと思うようになり、子会社に出向することにしました。出向先では、映像制作以外にもイベント用ムービー制作や、パブリックビューイングの映像配信などもやらせてもらえて、仕事に広がりがありましたね。  そして、PMからプロデューサーに昇格するタイミングで、上司のアドバイスもあって子会社に完全に転籍しました。そのわずか数年後にAOI Pro.が子会社を吸収合併したため、またAOI Pro.所属に戻りましたが(笑)

経験値が上がると無茶な要求にも
応えられるようになります

 プロデューサーは、担当する制作チームの総責任者で、映像制作のすべての工程にかかわっています。予算やスケジュール、スタッフの管理などを含め、さまざまなことを決定する権限を持っています。例えば、クライアントにどの監督を提案するかとか、PMがリサーチしたロケ地候補の中からどこにするかなどを最終的に決めたりします。プロデューサーになる前は仕事のイメージが湧かなかったのですが、「決められた予算の中で、親や恋人へのプレゼントに何を選ぶか」と似ていると思っています。
 経験を積んでいくと、自分の中で選択肢が増え、クライアントの要望に対して自分なりの提案ができるようになりました。業界の人なら誰もが知っている有名監督ではなく、「この企画なら若手のあの監督が面白いですよ」という提案をして、ピタッとはまった時は嬉しいです。また、多少無茶な要求をされても、蓄積された選択肢を組み合わせて自分だけのオリジナルな提案で応えることができた時は、やりがいを感じますね。キャリアを積んだ今は、無茶振りされるとむしろ燃えます。

人生経験のすべてが
生きてくる職種です

 この仕事は、案件ごとに毎回スタッフも仕事の内容も変わり、毎日が新鮮で楽しいです。通常なら接点が無さそうな人とつながれるのも魅力です。一番思い出深い仕事は、洞窟で撮影したことですね。洞窟王といわれる方とともに、鹿児島と沖縄の間にある沖永良部島(おきのえらぶじま)へ行き、3~4時間潜りました。この仕事をしていなければ、洞窟に潜ることも、洞窟王と親しくなることもなかったと思います。
僕は、際だった個性もないし、実家は「ポツンと一軒家」で紹介されるような田舎育ちですが、AOI Pro.はそんな僕でも居場所がある会社です。正直、大学時代はバイトに明け暮れていましたが、その経験さえも生かせる場がある。僕の仕事仲間には、さまざまなバックボーンを持った人がいて、それぞれの経験が仕事に生きています。だから、大学生のみなさんには、どんなことでもいいので何か打ち込めることを見つけて欲しいですね。アニメオタクでもアイドルオタクでもいいし、映像制作とは無関係なことでも、すべてが生きてくるのがプロデューサーの仕事です。
今後は、プロデューサーの仕事の面白さを後輩たちにも伝えていきたいですね。今4歳の子どもがいるのですが、子どもたちの印象に残ったり面白いと思ってもらえたりする作品も作りたいです。それから、イベントや小説、アプリなど、映像以外のこともプロデュースできる人になりたいですね。AOI Pro.は、さまざまなチャレンジを応援してくれる会社なので、自分からどんどん発信していきたいです。

自分なりの立場で
仕事を面白くできる人が理想

 一緒に働きたいのは、ただ言われたことをやるのではなく、自分なりの立場でできることは何かを考えて行動できる人です。例えば、お茶の買い出しひとつでも、いつもと違う場所で珍しいお茶を買ってくれば、みんなに喜んでもらえるわけです。たとえ雑用だとしても、それぞれの立場で、どうすればより面白くなるかを考えられる人は、次のチャンスを掴める人だと思います。僕のようにごく普通の人間でも目指せる会社なので、特別な才能がなくても積極的にトライしてみてください。
 また、AOI Pro.は希望に合わせて出向したり、海外の拠点で働いたりすることも可能なので、入社後の選択肢も可能性も無限にありますよ。僕と一緒に、新しくて面白いものを作りましょう!

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