INTERVIEW

グローバルに活躍する先輩社員インタビュー

INTERVIEW_03

ワンチームでつくりあげる現場の面白さ
人との出会いを自主的に楽しめる人に仲間になって欲しい

山田 博之 Hiroyuki Yamada
執行役員 エグゼクティブプロデューサー

学生時代は映像制作経験ゼロ、漠然と映像の仕事への憧れがあった

 学生時代は映画を観るのが好きだったので、漠然と映像に関わる仕事に就きたいと思っていました。学生時代に映像を制作した経験は無く、映像にどのような形で関わる仕事があるのかすら分からないまま就職活動をスタートしました。業界のことを調べていくうちにたまたまAOI Pro.のことを知って、数十秒という限られた時間で表現が求められる「CMの制作」という仕事に興味を持ち、面白そうだなと思ってエントリーしました。
 元々予備知識を持っていなかったこともあり入社してしばらくは具体的な目標が持てず、仕事も全然面白いと思えなかったので半年くらいはずっと辞めようかなと思っていました。最初は雑用ばかりの日々でしたが、少しずつ今まで任されていなかった仕事を任せてもらえるようになった頃から自分の心境に変化が生まれてきたんです。外部のスタッフともコミュニケーションを取る機会が増え、社内外から自分の仕事が褒められたり、ポジティブな言葉をもらえるようになったりしました。今考えると大した仕事ではなかったし、自分でも単純だなあと思いますがそこから一気に仕事が楽しくなりました(笑)
 入社2年目の時、プロダクションマネージャー(以下、PM)のアシスタントとして、スタッフとのコミュニケーションや撮影準備の仕切り、コスト管理、スケジュール管理などを任せてもらえた自動車メーカーの仕事がありました。定期的に地方ロケに行く案件で、撮影の度にスタッフとのコミュニケーションの密度があがり自分の意見も聞いてもらえるようになりました。撮影の現場が自分を中心にまわっている!という実感が楽しく、自信にもなりましたね。夜はスタッフと飲んだりして、ワンチームの楽しさや素晴らしさも分かってきました。この時の監督が是枝裕和さん。今でも仲良くさせて頂いています。こんなことの積み重ねで、モチベーションも上がっていき、仕事が俄然楽しく、そして面白くなりました。

プロダクションマネージャーからプロデューサーへ

 映像制作会社でのキャリアは、PMのアシスタントからスタートします。撮影ロケ地の手配といった大きなことから、スタッフの弁当の用意といった細かなことまで撮影環境を整えるサポートをし、それが終われば、作品仕上げのまとめである編集にまで関わっていきます。とにかく常に動き回っていましたね。この仕事を一人で仕切れるようになって、アシスタントから晴れてPMになりました。PMを8年ほど経験したのち、29歳でプロデューサーになりました。
 PMはスタッフとの連絡、スケジュールやコストの管理など主にスタッフサイドのマネジメントをして現場が上手く回るようにします。それに対してプロデューサーは広告会社やクライアントとの橋渡し役です。スケジュール、コスト、リスク管理、そして品質の管理を行い、作品の仕上げに関する全責任を広告会社やクライアントに対して負います。
 プロデューサーとして、広告会社やクライアント、スタッフとの信頼関係を築き上げていくことで、「プロデュースをしている」「一緒につくっている」という実感を得ることが出来ますし、そこを常に目指していきたいと思っています。プロデューサーはハブとなってものづくりのプロセスに関わる全ての人に頼られる存在であり、細かな判断の一つひとつが作品の仕上がりに大きく影響する。とてもやりがいのある仕事だと思っています。
 僕がプロデューサーとして一つの作品を作るにあたり、目指している要素が3つあります。1つめは商品が売れること。2つめは広告会社の方々が満足すること。そして3つめは、クライアントの方々に喜んでもらうこと。この3つがすべて満たされていることがベストな状態ですが、広告会社やクライアントがすごく満足していたらそれで良い場合もあります。3つを満たすCMが出来るとモチベーションが上がるし、喜びと達成感もある。この達成感を味わえるのがプロデューサーの役得であり、原動力となっています。

転機となった思い出の作品

 プロデューサーになって3年間は自分のオリジナルとなる作品を受注することが出来ず先輩プロデューサーのアシスタントであるラインプロデューサーとして、作品に携わっていました。そんな時に、割と大きな競合コンペで勝ち、ある携帯キャリアの仕事を頂きました。制作会社の中では僕が一番上の立場。この作品が自分が掲げる3つの要素すべてをクリアして、広告会社、クライアントに大変喜んで頂けました。その結果今でも継続して仕事を頂いています。この成功体験がプロデューサーとしてやっていけるという自信に繋がりました。
 もう一つ転機となった作品は、ある健康機能食品の仕事で、35歳の時。ロングセラー商品なのでCMによって爆発的に商品の売り上げが伸びることは無いけれど、ブランドイメージをさらに高めることがミッションでした。出来上がった映像に広告会社もクライアントも大満足してくれただけでなく、大きな賞を獲得し、世の中や業界から高い評価を得ることが出来ました。受賞したことは素直に嬉しかった。同時にプロデューサーの役割と重要性を強く感じました。この健康機能食品のCMも、ありがたいことにずっと続けて仕事を頂いています。
 海外撮影も結構してきましたが、一番印象に残っているのは南アフリカでのロケ。女優さんとチーターが一緒に走るという今考えると凄いCMでした。あまりにも危険だからチーターは合成にしようということで当初は進めていたのですが、女優さん自身の「チーターと走りたい」という強い思いを実現させるべく、調教されているチーターを探しまわった記憶があります。調教されているとはいえ猛獣なので、チーターの顔より下に自分の顔を持っていってはいけないとか、この位置から触ってはいけないとか注意点がいくつもあって。みんなひやひやで緊張感は高まりつつ、南アフリカという非日常の中、現場には妙な一体感が生まれた感覚がありましたね。撮影は順調に進み、無事終了。普段なかなか行けないところに行って自分の経験値を上げられるのもこの仕事の面白いところ。この作品は広告賞の最優秀賞を受賞し、とても良い経験をさせて頂きました。

これからの映像制作業界と今後の展望

 映像制作は本当に楽しいです。コストを考えなくて良いならこれほど楽しくて面白い仕事は無いと思います。最近ではネットメディアの台頭によって、広告ビジネスをとりまく環境には過去に例をみないほどの大きな変化が起こっています。そこで、業界全体に何か「楽しい」とか「明るい風」を持ってきたいなと思い、仲の良い同業他社のプロデューサー3人と一緒に、Beyondというチームを作りました(https://unit-beyond.tokyo/)。他社はライバルであり、コンペの競合相手でもありますが、自分の会社だけというよりも業界全体の未来を発展させるためにやっています。
 共有できるところは共有して、効率的にできるところは効率的にして、その上で、各社の独自性を伸ばしていけばいい。同じ映像制作会社でも他社の文化はまるで違います。AOI Pro.では当たり前だと思っていたことが他社では全く違ってたり。集まる度に、新たな気付きがありますね。Beyondの活動はそれぞれの会社公認。忙しいプロデューサー4人が毎週朝一回集まって、色々情報交換したり、新しい可能性を模索しています。お互い刺激を受けて、何か新しいものが生み出せる予感がしています。
 AOI Pro.が目指しているのは、「映像制作会社としてアジアNO.1」。そして「映像の力で世の中に驚きと感動をもたらし、顧客が求める以上の価値を提供する」こと。個人的にはそろそろ広告映像だけの業務から脱した方が良いと思っています。「驚きと感動を与える」がコアであれば、映像+αでエンタテイメントサービスも提供する。そういう段階に来ていると思います。僕も小さな子供がいるので子供に夢と感動を与える事業などは興味がありますね。競争相手は多いと思いますが、映像のスペシャリストであるAOI Pro.のプロデューサーとして、是非取り組んでみたいと考えています。

志望者に求めること

 まず、映像制作に関する知識や経験は必要無いです。僕は知識や経験も、そして具体的な目標すらもないまま入社して、現場での経験の中から、映像制作の面白さや奥深さを知り、今では毎日楽しくて仕方ないくらいです。基本的に僕らの仕事は、監督やクリエイターや技術職の方々といかにコミュニケーションを取り、現場を上手く回して、スタッフそれぞれから最高のパフォーマンスを引き出し、より良い映像作品を生み出していくことです。毎回作るものも違えば、毎日やることも違う。スタッフも毎回変わるし、仕事によってはこういうことが出来る人を新しく探そうというところから始まります。
 常に人と接するというのが大前提の仕事なので、人が好きなのは当たり前。それ以上に、相手に喜んでもらいたい、みんなが頑張れるようにモチベーションを高めたい、自分自身のことを好きになってもらいたいというサービス精神やホスピタリティをプラスで持っていることが求められるし、この仕事で成功するために大事なこと。スタッフの皆さんが働きやすく、パフォーマンスを発揮しやすい環境を作るのが僕らの仕事。人との出会いを能動的に前向きに、そして自主的に楽しめる人と一緒に仕事をしたいと思います。
 人生は日々勉強。色々なことに興味を持って、積極的にチャレンジして欲しいです。AOI Pro.の主事業はCMの制作ですが、映画の部署や海外拠点もあります。社内公募制度の様に自らが手をあげて経験の幅を広げる環境もあります。仕事に対する前向きな情熱を持つ人を応援し、背中を押してくれる会社です。僕はAOI Pro.に入れて本当にラッキーだと思っています。忙しい時や難しい状況の時も、お互いに励まし合いながらチームで乗り越えようぜ!という雰囲気があります。未来の仲間に会えることを楽しみにしています!

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