GROUP SESSION

職種別センパイ座談会

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003

ディレクター座談会

大森 歩

Ayumi Omori

ディレクター
CluB_A所属
2009年入社 企画演出部 出身

松山 茂雄

Shigeo Matsuyama

ディレクター
CluB_A所属
2003年入社 企画演出部 出身

小さい頃から大好きな映像に携わる仕事がしたい
と思っていた大学生のアオイくんによるインタビュー第3弾。
AOI Pro.では、社員から独立してフリーになったクリエイターを
マネージメントする「CluB_A」という組織があるんだって!
そこで今回は、「CluB_A」所属のディレクター2人に
「AOI Pro.からCluB_Aに異動したきっかけは?」
「社員時代と現在の働き方の違いは?」
といった疑問を解決するため、インタビューをしに来ました!
こんばんは!
AOI Pro.では、キャリアを積んだ後に独立した優秀なクリエイターたちをマネージメントする組織があると聞きました。今日は、その「CluB_A」で実際に活躍しているみなさんのお仕事について教えてください。よろしくお願いします!
アオイくん

アオイくん

2003年に入社して2015年1月からCluB_Aに所属している松山です。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科を卒業して、ディレクターをしています。
松山

松山

私は2009年入社で、2021年の4月からCluB_Aに所属している大森です。私も多摩美術大学グラフィックデザイン学科出身で、ディレクターをしています。最近では、短編映画の監督・脚本も行っています。
大森

大森

入社試験が4次まであって、
試験内容が他社と違った

まずは、AOI Pro.に入社した経緯を教えてください!
アオイくん

アオイくん

大学時代に授業でパラパラ漫画を作ったら、それがめちゃくちゃウケて。短い尺だったけど、そういう短いストーリーを作ることが仕事になるといいなと思った時に、CM制作が一番合っていると思ったんだよね。それと、当時AOI Pro.が制作した清涼飲料水『ファンタ』のCMで「名物先生シリーズ」というのがあって、それがすごく面白くて好きだったから、AOI Pro.に入りたいと思った。
ほかにも広告制作会社を数社受けたけど、AOI Pro.は入社試験の内容が他社と違ったんだよね。企画演出部門志望の場合、自分の作品集を見せることが重視されるけど、僕は作品が全然なくて。AOI Pro.はペーパーテストの内容が大喜利っぽかったの。どれだけ面白いことを答えられるか、お笑い選抜試験みたいなイメージ(笑)そういうのは自信があったので、その場で思いつく限りの面白いことを書いた。
松山

松山

私はアニメ作家になりたかったので、大学では広告の勉強はまったくしていませんでした。一番入りたかったアニメーションの制作会社は落ちてしまったけど、アニメを作れるなら映像制作会社もアリかなと方向転換しました。ほかの会社は「CMの企画を書きなさい」という試験が多かったけど、AOI Pro.は私の時も大喜利的なテストがありましたよ。でも、私はギャグとかできないので、大学時代に作っていた作品集を見せたり、好きな映画や音楽をネタにしながら挑みました。AOI Pro.は4次試験まであって、そこまで試されていると愛着がわいて、自分もこの会社を好きになってしまうんですよね(笑)
大森

大森

社員同士の仲が良くて、
部活みたいなノリの社風

入社してみてAOI Pro.はどのような会社でしたか?
アオイくん

アオイくん

企画演出部はとにかくみんな仲がいい。お互いにライバルでもあるけど、一緒に乗り越える戦友みたいな感じで、忙しかったり行き詰まったりしても、仲間に救われる。みんなで泊まり込みして部活みたいなノリ(笑)上下関係もゆるいから、テイストの似た先輩と一緒に企画を考えたりしたね。
松山

松山

そうですね、先輩も後輩もみんな仲がいいです。私、自分の話し方や間の取り方を人に気持ち悪がられるのでは……とか、ネガティブに思ってしまうのですが、AOI Pro.の企画演出部の仲間はそれを気にせずにいられる雰囲気がありますね。
大森

大森

自分から動けばチャンスはやってくる!

入社後、プランナーやディレクターとしての転機はありましたか?
アオイくん

アオイくん

CM制作がメインの企画演出部では、僕が入社した頃はまずプランナー(企画)としてキャリアを積んでから、ディレクター(演出)を目指す流れで。当時はまだテレビCMが主軸で、僕は7~8年ほどプランナーでがっつり企画を考えてきたけど、優秀な先輩後輩がたくさんいて、なかなかディレクターに推薦してもらうチャンスがなかった。このままではダメになると思っていた矢先に、僕の地元・新潟県長岡市のプロモーションビデオ制作の話をかぎ付けて。その仕事に関わりたくて、「ノーギャラでいいから手伝わせてくれ!」って直訴してチームに入れてもらったら、なんとディレクションをやらせてもらえたの。それが評価されて、その時のプロデューサーが大手アパレルEC会社のCM制作に大抜擢してくれた。くすぶっていた時に思い切って動き出したことが、結果的にうまくいったね。
松山

松山

私が入社した時はインターネットのCM制作もあったので、1年目から企画をやりながら演出もできて、ありがたい時代でしたね。ただ、低予算の仕事が多かったので、コマ撮りしてアニメを描いて、撮影まで全部自分でやっていました。今はみんな1年目からそんな感じです。その積み重ねで今に至っていて、大きな転機といえば、企画演出部所属の際に短編映画を3本作ったこと。最初の作品は自主制作だったのですが、AOI Pro.は自分でやりたいことを言えばチャンスを与えてくれる会社なので、援助してくれました。その映画が賞を取って、外部からも評価されるようになったんです。
大森

大森

AOI Pro.でつながった仲間と、
これからも関わり合いたい

AOI Pro.からCluB_Aに異動した経緯は?
アオイくん

アオイくん

AOI Pro.は社員として在籍しながら、外部の制作会社の仕事も受けられるのね。でも僕はAOI Pro.の仕事ばかりやっていたので、CluB_Aに異動した方が外部の仕事を受けやすいのかなと考えた。あと、AOI Pro.はコメディタッチの映像制作が少なかったから、自分の個性を生かせる外部の仕事に巡り合いたいと思って、入社12年目に独立することにしたんだよ。
松山

松山

私は自主制作した短編映画がきっかけで、外部から仕事が入るようになったので、入社12年で独り立ちしてみようと思った。
あと、この仕事は一人前になるまでが長くて、社員時代はなかなか自分の時間が取れないこともありました。
この先のことを考えたときに時間の使い方を変えたかったというのがありますね。CluB_Aには子育てをしながら働く先輩もいます。
大森

大森

AOI Pro.から完全に独立する道もあるけれど、僕は一緒に働いてきた企画演出部の仲間とこれからもつながっていたかったので、CluB_Aに異動することを選んだよ。
松山

松山

私も同じです。これまでの仕事仲間と、完全に離れたくはないと思いました。CluB_Aに異動して、以前よりは企画演出部との関わりが減ったけど、やはりAOI Pro.は人が魅力的ですね。
大森

大森

僕らのように独立してCluB_Aに異動するほかにも、社員のまま広告会社に出向したり、海外の拠点で活躍したりする人もいるよ。僕も入社3年目に広告会社に1年間出向して、いろいろ学んだからね。AOI Pro.はさまざまなキャリアアップの道があるから、自分の希望はどんどん声に出すといいよ。
松山

松山

同じ忙しさなら今の方が実入りはいい

ディレクターの働き方を教えてください!
アオイくん

アオイくん

今は、現場半分、リモート半分。打ち合わせもほぼリモートで、現場で初めて顔合わせをするパターンも多い。社員時代は休日出勤も多かったけど、今は撮影以外の土日は休みにして家族と過ごす時間を大切にしているよ。ディレクターは自分でスケジューリングできるからね。生々しい話をすると、CluB_Aに所属してからの方が忙しいけど、同じ忙しさなら社員時代よりも収入がいい(笑)社員時代と同じ量の仕事がある補償はないので、そこはギャンブルだけどね。ちなみに僕、子どもが生まれた時に1カ月育児休暇を取ったの。仕事が途切れてしまう不安もあったけど、思い切って休んで良かったよ。
松山

松山

あの時は、松山さん勇気あるなと思いました(笑)
ディレクターの仕事は、確認事項が膨大で、意外と事務的な作業が多いんですよ。音楽や衣装など一つ一つ細かく決めて、なぜそれを選んだのかを言語化していく作業が大きな割合を占めていますね。独立してみたら、AOI Pro.の名前が外れて自分自身が看板になるから、背負うものが増えて「よし、やるぞ!」という気持ちが強くなりました。
大森

大森

自分のCMが世の中に貢献する嬉しさは格別

ディレクターのやりがいと今後の目標を教えてください!
アオイくん

アオイくん

自分が制作したCMを面白がってもらえたら嬉しいし、携わった商品が売れたら嬉しい。最終的にみんながHAPPYになれたらいいなと思う。僕は、どんな企画を与えられても、それ以上にもっと面白くして、自分が作った痕跡を残したいと思ってやってるよ。これからもそのスタイルでやり続けたい。今までは商品を分かりやすくアピールした、いかにもCM的な作品を作ってきたので、今後は真逆で情緒的なものも作りたい。あと、せっかくCluB_A所属なので、仕事を減らさずに自分のプライベートも充実させたいな。
松山

松山

社員時代は時にはプライベートに影響するくらいまで働いて、徹夜で打ち合わせとかもしたけど、すべてが楽しかったですね。途中、苦しい時期もあったけど、ある時期から出世やプライドよりも、仕事ひとつひとつに向き合えるようになりました。そうやって自分が制作したCMをテレビで見ると、「大変だったけど、少しは社会貢献できたかなぁ」ってしみじみ思います。
私も30代半ばなので、若い時には分からなかった大人のいじらしさみたいなものを表現したいですね。世の中、「頑張れ!」というCMが多いけど、「頑張らなくてもいいんじゃない?」というメッセージを込めたCMも作りたい。人に対して型にはめたり、決めつけたりしないで、消費者としての目線を忘れずにいたいですね。
大森

大森

映像を作りたい気持ちがあれば、
誰でもウェルカム

AOI Pro.を目指している学生にメッセージを!
アオイくん

アオイくん

映像制作には映画やドラマなど入口がたくさんあるけど、CM制作はロジックの部分をすごく学べるので、ここから入って学ぶことが沢山あった。やれば絶対楽しいし、魅力的な仕事です。企画演出部はオタク気質の人が多いけど、CM制作では意外と「普通」の感性を求められることが多いから、感受性が尖った人ではなくても活躍できると思う。作りたいという気持ちさえあればできます!
松山

松山

CMは、その時代のきらめきが詰まっています。視聴者として見ると、その時その時の人の生業や流行、自分自身の感じていた気持ちがよみがえってきて、泣きそうになることも……。そんな短い尺で人の心を動かすようなCMを作りたい人は、ぜひチャレンジして欲しいですね。あと、たくさんある採用試験に耐えられる人がAOI Pro.に向いていると思います(笑)
大森

大森

今日は、AOI Pro.でプランナー・ディレクターのキャリアを積んだ後の、もう一つの働き方についてインタビューしました。独立後も「CluB_A」に所属すればAOI Pro.のバックアップがあって心強いし、それまでの仕事仲間とも関わり合えるのは魅力的!僕もさまざまなキャリアアップを支援してくれる会社で働きたいな。本日はありがとうございました!
アオイくん

アオイくん

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